借金 倒産

こんな状態の会社は要注意!:借金だらけで倒産してしまう会社の兆候

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決算書でみるべき項目は?

会社には、決算と呼ばれる大事な時期があります。その際には、経理さんをはじめとする社内の人が、決算処理や書類の作成などに奔走することとなります。社長だけでなく会社全体を大きく揺るがす決算は、会社のその後を左右する大事なものなのです。そんな決算書は、会社の通信簿…といった呼ばれ方もしています。社外の人に対して公開しなければいけないものなので、しっかりと作成しなければいけません。

 

なぜ決算書を作成しなければいけないのかというと、これを元に税金を算出するからです。また、銀行に融資をお願いする際にはこの決算書を提出しなければいけません。取引先にも、会社の安全性…つまりは、倒産しそうでないことを証明するためにも必要。つまりは、会社の経営が健全で安全におこなわれているかどうかを証明するために作るものでもあるのです。

 

この決算書から会社の安全性を図るには、自己資本比率・経営安全率・自由資金比率をみればいいといわれています。


自己資本比率・経営安全率・自由資金比率とは?

自己資本比率とは、どのくらい自分のお金…つまりは返済に充てなくてもいいお金があるかどうかを示す値。貸借対照表(バランスシート)からみることができ、この値でその会社がどれだけ健全な経営をおこなっているのか知る事ができるのです。計算式は「純資産÷総資産×100=自己資本比率(%)」です。一般的には、自己資本比率が高いほど借入が少ないとして、より健全な会社として見られます。

 

この自己資本比率の平均値は業種によって変わるので一概にはいえませんが、一般的には50%を超えていれば超優良企業としてみられるようです。40%以上だとまぁ大丈夫な優良企業で、それ以下だと倒産リスクがどんどん高くなっていきます。とはいえ、中小企業では15%が平均といわれていますし、銀行などは10%未満です。40%以下だから必ずしも危険とは判断することはできません。会社の細かい分類で代わってくるのですから、ある程度の見極めが大事なものとなるのです。

 

また、経営安全率とは、限界利益を経常利益がどれくらい上回っているかどうかを表す比率をいいます。計算式は「経常利益÷限界利益×100=経営安全率(%)」で、損益計算書からみる事ができます。例えば、この比率が5%だった場合、経常利益が5%減少しても赤字にはならない…つまりは、経営安全率が高いほど倒産しにくく、安定しているといえるのです。不景気といった社会的危機にも、間単には倒産しないものとなります。ただし、経営安全率は業種やビジネスモデルによって変わってきますので注意が必要です。

 

そして、キャッシュフロー計算書からみることができる自由資金比率とは、利益がキャッシュになりやすいのかどうか、資金繰りが順調かどうかなど、キャッシュ面での経営状態を見るものとなっています。その計算式は「フリーキャッシュフロー÷利益剰余金(自己資本)増加額=自由資金比率(%)」で、これは会計上の利益とキャッシュフローとのズレを表す指標となります。プラスの数値を出すほど経営状態は健全で、マイナスになっていると投資ばかりにお金がかかって利益がしっかりと回収できていない…といった状態であるといえます。